喫茶室「ルノアール」は、コーヒーを消費しにいく場所ではなく、何かをしにいく=生産の場所であり、目的の場所なのだ。だから、目的の内容は違えど、「目的を達成しに来る」という同志である空気感が、店舗内にある。やっていることはバラバラなのだが、「自分の居場所」を共有している連帯感がある。隣でせっせと仕事をするおっさんを、私は実際には、知らないが、なんとなく知っている人であるような気がするし、私自身がそう見られている気もする。
なぜ「喫茶店」ではなく、ルノアールは、わざわざ「喫茶室」と明記しているのか。喫茶室ルノアール情報を中心に都内で働くビジネスマンを応援するWebサイトには、こんなことが堂々と書かれている。
「平日は商談・休憩・お昼寝のために利用し、土日は読書のためにルノアールに立ち寄る。そんなルノアールが生活に欠かせないビジネスマンを応援いたします。ルノアールは喫茶店ではなくあくまで喫茶室ですので、コーヒーを飲みに行くのではなく、あくまで何かを行う、それが営業中のお昼寝であったとしても、場所・スペースを求めるあらゆるビジネスマンの味方です。」と。
だから、よーく見渡してみると、書類に目を通す人。本を読む人。商談(らしき会話)をする人。互いに立って名刺交換している人。
ちゃんと整えられた電源を利用して仕事を黙々とこなすヒト。いびきをかく勢いで大胆に眠りこける人。ただひたすらタバコを吸う人。ほんと、自由自在だ。
コーヒーを飲みに来ているのではなく、「何かをしに来ている」のだ。「喫茶店」ではなく「喫茶室」としての面目躍如である。
– Business Media 誠:喫茶室ルノアールにあって、スターバックスにないもの (1/3) (via butaou) Via oink! oink!







